全国署名

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2023年~2024年に行った全国署名の署名用紙

署名運動を全国に広げます! ~ 新花巻図書館のこれまでの経過説明

現在の花巻図書館は築 50 年、狭くて老朽化し、バリアフリー対応になっていません。今から10年以上前の 2012 年に、図書館整備の市民懇話会がスタートしましたが、2016年に「花巻市立地適正化計画」で市が動き出しました。その計画には、総合花巻病院が移転した後に図書館を、旧花巻病院跡地を含むまなび学園周辺に移転整備しますと記載されています。
その翌年の「新花巻図書館整備基本構想」では、建設場所については特定しないで、花巻駅から東町まで、行きやすい場所、分かりやすい場所にするという方針が載っており、整備事業費は可能な限りコスト削減に努めると書かれています。 
 
 2020年1月、駅前に住宅付き複合施設図書館をつくるという「新花巻図書館複合施設整備事業構想」が、突然発表されました。市民は驚き、「新花巻図書館を考える会」は、住宅付き図書館に反対と新図書館は病院跡地を希望するという請願
内容の署名活動を行い、約2200筆の署名を市長に提出しました。一方、市議会では、市民の声を聞きながら最も望まれる場所に整備を念頭に、同年3月に議員で、「新花巻図書館整備特別委員会」を設置。同年12月、委員会報告として、①建設場所については、駅前か総合花巻病院周辺かは決めず、市民の理解を得て決定するように。②市有地に整備すること。③周辺に憩いのスペースや交流スペース、喫茶は複合施設というよりも、図書館に必要な機能として検討すること。 の3 点の方針を市に提案しました。 
 
 他方、市側は2021年4月から「新花巻図書館整備基本計画試案検討会議」を翌年9月まで12回開催しました。その間も市はJR側と何度も協議を重ねており、その内容の情報開示請求をしたところ、黒塗りの頁が多くありました。2022年9月、市側は試案検討会議の意見を踏まえたとして、駅前のJR用地を図書館の建設場所の第一候補としたいとし、10月に市内19か所で市民説明会を行いました。用地取得に向けたJR交渉への市民の理解を求める説明会でしたが、ほとんどの会場で、図書館は駅前でなく総合花巻病院跡地がいいという市民の声が圧倒的に多かったのです。高台のいい環境に病院跡地の市有地があるのに、駅前立地は新たな支出になる JR 用地購入、営業中のスポーツ店の移転補償、解体費用等を考えると税金の無駄遣いでしかなく、当初の「新花巻図書館整備基本構想」の整備事業費のコスト削減に明らかに反します。 
 
駅前について市側は高校生が利用しやすい「利便性」を強調しますが、駅利用の高校生は市外在住、また高校生の図書貸出率は1%以下です。彼らはむしろ、静かな学習の場がほしいのです。駅から徒歩10分のまなび学園は学習場によく利用されており、隣りの病院跡地も霊峰・早池峰を遠望する素晴らしい環境の中にあります。周辺には宮沢賢治が教鞭を取った「稗貫農学校」(現花巻農高の前身)や妹トシも教壇に立った花巻高等女学校(現まなび学園)など歴史があり、隣接のまなび学園は生涯学習の拠点です。さらに隣接する「花巻城跡」を公園にし、中心市街地を流れる「大堰川プロムナ-ド」へつなげることによって、「文化と歴史と、花と緑のまち・花巻」にふさわしい一帯になります。こうした「つながる」まちづくりこそが、「歩きたくなる」まちのあり方だと思います。病院跡地の図書館を起点に人々が賑わい、まちの活性化の起爆剤にもなります。 
 
2020年の「新花巻図書館を考える会」の署名提出は、住宅付き図書館は撤回させましたが、「考える会」の運動を更に広げるために、「イーハトーブ図書館をつくる会」は今年1月に図書館シンポジウムを行い、市民の声を集約したうえで、2月に市長に病院跡地への要望書を手渡しました。「新花巻図書館―まるごと市民会議」でも、「ハ-ドよりソフトを」という議論が重ねられてきました。市民の反対の声が大きいのに、市が駅前に固執する理由は一体何でしょうか?図書館をよく利用するのは子育て世代と現役を引退した生涯学習世代です。「新花巻図書館整備基本構想」の基本方針のひとつ、「すべての市民が親しみやすく使いやすい図書館」は、駅前よりも病院跡地でこそ叶えられます。「イ-ハト-ブ」とは賢治が名づけた「理想郷」。私たちが未来の世代に贈る新花巻図書館への願いにご理解とご賛同を頂き、署名にご協力をお願いいたします。